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サフラン身辺雑記~北海道限定有名俳優・今昔

 明けましておめでとうございます。
 皆さん、良いお正月をお過ごしだっただろうか。筆者は、と言えば連休の半分は奥さんの実家でのんだくれて、残り半分は自宅でのんだくれて、と結局いつもどおりの年末年始である。
 さて、当ブログには、いなばの缶カレー、吉田類さん、孤独のグルメなどいくつか定点観測しているネタがあるが、その中の一つが“北海道限定有名俳優・日高晤郎さん”とSTVラジオで毎週土曜日、午前8時~午後5時まで放送されている“ウィークエンドバラエティ・日高晤郎ショー”である。そんなワケで今回のお題はこれだ。

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 写真1:キネマ旬報・1月上旬号

 キネマ旬報1月上旬号は、存命なら映画デビュー60周年となる昭和の銀幕のスター、市川雷蔵氏の特集である。晤郎さんは常日ごろ勝新太郎氏と市川雷蔵氏に師事したと語っており、それを知ったキネ旬(キネジュン)の編集者により今回、電話インタビューに至った次第である。

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 写真2:2ページに亘るインタビュー記事

 その内容は日ごろ晤郎ショーを聞いている人ならお馴染み、晤郎さんが17才で大映ニューフェースの一員となり、勝新、雷蔵の両氏と出会い、やがて大志を抱いて大映を去るまでが中心である。
 だが、今回の記事には筆者にも初耳のことがあったし、また、晤郎さんが再三ラジオで語られている市川雷蔵氏の言葉「すぐには売れないだろうが“今は売るものがないから売っていない”と思いなさい。そして良い映画や芝居を見て自分に投資しなさい」(大映を去ることとなった愛弟子の晤郎さんに師匠・市川雷蔵氏が言った)は、改めて含蓄に富むと思う。

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 写真3:“江戸へ百七十里”出演時の晤郎さん(右)と市川雷蔵氏(左)

 写真2の左ページ写真をアップにした当時18才の晤郎さんだ。デビュー作の頃であるが、それにしても若ッ!…というより、あどけなささえ残る。御年70才の晤郎さんにもこんな頃があったのかと思うと驚きを禁じ得ない。
 それにしてもキネ旬なんて買ったのは何年ぶりだろう。中~高校生の頃は毎週の様に映画を見ていたものだが、最近はとんとご無沙汰である。

  2015年の目標は「出来るだけ映画を見る」にしようかな。

 ところで、ラジオの日高晤郎ショーの方だが、昨年10月からアシスタント不在という、ちょっとした異常事態である。これは昨年9月末にアシスタントの女性が番組降板、番組内で新アシスタントを募集したものの未だ不在だからである。
 実はこれにはちょっとした伏線がある。午後4時から始まる人気コーナーに「北の出会い」というのがあり、これは北海道で地道に営む、飲食店経営者や様々な分野の職人さんの人生を紹介して晤郎さんがコメントをする、というもので(ゲストが歌手のときはそのまま晤郎さんとゲストのトークが北の出会いとなることが多い)、取材をアシスタントの女の子が担当する。一昨年、11月下旬の回、取材対象者の名字が少し変わったものだった事にアシスタントが深く掘り下げなかったため晤郎さんが怒り、その後もコーナー終了まで延々とアシスタントを叱ったのである。
 北海道の人ならご存じと思うが、「晤郎ショー」というのは非常に好き嫌いの分かれる番組であり、嫌いな人の理由の一つに「放送中でも構わずにアシスタントやスタッフを叱りつける」というのがある。これには晤郎さんも意見があり、「叱るべき時は番組中でも注意する。だが放送が終わったあとは一切言わない」というもので、これはこれで一つの考え方だと思うのだが、そんな筆者でさえ「あれはやり過ぎだった」と思う。事実、相当に苦情が行ったのか、コーナースポンサーのホクレンが降りてしまったほどである。(もしかしたら提供のクレジットのみを降りたのかもしれないが、それでもこれは、ちょっとした事件である。ホクレンと言えば晤郎さんが北海道進出当時、言わばまだ無名時代から支援してきた団体なのだから。)
 
※「やりすぎ」というのはもちろん、筆者の一方的な見方である。ネットで「日高晤郎ショー」とか検索すると動画サイトに「アシスタントの試練」などのタイトルでアップされている(と思う)ので関心のある方はご覧いただければ、と思う。
 
 結局その後も晤郎さんとアシスタントの息は全く合わず、昨年9月末をもって番組卒業、新たなステージに挑戦となったワケだが、まあ、クビであろう。以降アシスタント不在のまま現在に至っているのだが、あの「公開リンチ」とも言えるようなダメ出しを見せつけられたら、後任のアシスタントに応募する者が皆無という現状も納得だ。
 今後は、晤郎さんをやり込める位の女性の出現が待たれるところであるが、そのような人物が現れたら、これもまた怒りを買って排除されることであろう。(制作側も晤郞さんには何も言えなさそうだし。)

 さて、年明け第1弾のお題が日高晤郎さんというのも当ブログらしいが、今年もよろしくお願いしたい。2015年も引き続き、筆者が気になった「ど~でもいいこと」をユルく語っていきたいと思うので、お付き合いいただければ幸いである。

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2015.01.05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画・テレビ

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プロフィール

ターメリックマン

Author:ターメリックマン
 旭川市の中心部にほど近い、常磐公園界隈で育った快男児。
 知新小、常盤中と進んだ「地元」への思いはそれなりに持っている。
「知っている人にしか共感を得られない」微妙な感覚と、スパイスの効いた「毒」をお届けしよう。
<守備範囲>
80年代B級アイドル、80年代洋画、昭和のテレビ時代劇、昭和プロレス、80年代洋楽
<好きなもの>酒 
<嫌いなもの>老いぼれ、ガキ、ペット

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