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中華料理・牡丹園

かつて、旭川市役所近くの買物公園周辺には、美味しくて個性的な飲食店が多数あった。
だが、諸般の事情で廃業してしまった店も少なくない。
このブログでは、そういった店に今一度スポットライトを当て、かすかな郷愁にひたろうという自分勝手な思いを綴っていきたい。

「牡丹園」(中華料理)

店名を書くだけでノスタルジーにひたれてしまうというのも凄いものだ。
なんと言ってもキャパが少ない。そのため昼に行っても入れないことが多かった。
確か昼のランチは鳥唐揚げ定食か何かで当時三百数十円だった記憶がある。
昼に行っても空振りすることが多かったので残業時に出前をとったものだ。
広東麺とチャーハンがおいしかった。チャーハンは普通盛りだと少ないので大盛りにするのだが、大盛りだとやたら量が多くなった。今だと普通盛りでも多いんだろうなあ、と思ってしまう。
店主は東映のやくざ映画に出てきそうな(着流しが似合いそう)渋いおじさんであった。
実は、筆者はかつてこの店の凄く近くに住んでいたことがあったのでちょっと面識があるのである。
大人になってからも銭湯に行くとサウナ室で一緒になり「Wさんのところの子供だろ?」と言われて「はあ、」とリアクションに困ってしまったものだ。
あの店主は元気にしてるのだろうか。閉店後まもなく亡くなったという噂も聞くのだが本当だとすればとても残念である。

(余談)
この店の特徴というか、名物は「夫婦喧嘩」と「犬」である。
店は店主夫婦二人で切り盛りしていたが、時として店内で口論しながら調理していることがあった。
そんな時の料理の味は、ものすごくしょっぱかったり、逆に無味であったりと、両極端なことが多かった。
店主のメンタリティーが直接料理の味に反映されるというのは、今考えれば面白かった。
また、店内にはマルチーズかテリアのような小型室内犬が一匹いて、小上がりのあたりをうろついていた。
昼の繁忙期には紐で繋がれてはいたが、飲食店の店内で犬を飼っているところなど、衛生だ何だとやかましい当今では考えられない話だ。
ただ、「その頃」の飲食店では、それほど珍しくもない光景だ。
水を入れて出されるグラスが「ワンカップ」の空きコップであったということも…。

現在の牡丹園跡地。駐車場の向かって右端手前あたりに店があった。
牡丹園跡地画像


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2012.08.19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 思い出のグルメ

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プロフィール

ターメリックマン

Author:ターメリックマン
 旭川市の中心部にほど近い、常磐公園界隈で育った快男児。
 知新小、常盤中と進んだ「地元」への思いはそれなりに持っている。
「知っている人にしか共感を得られない」微妙な感覚と、スパイスの効いた「毒」をお届けしよう。
<守備範囲>
80年代B級アイドル、80年代洋画、昭和のテレビ時代劇、昭和プロレス、80年代洋楽
<好きなもの>酒 
<嫌いなもの>老いぼれ、ガキ、ペット

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