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サフラン銭湯紀行~またひとつ消えゆく銭湯~独身時代・思い出のお風呂屋さん

 当ブログで旭川浴場組合・加盟店コンプリートしたのは平成26年4月20日だったが、残念にもその後、いくつかの銭湯が廃業を余儀なくされている。
 パッと思いつくだけでも大町の梅の湯、東旭川の旭湯、神居のこがね湯、末広の亀乃湯、そして上川町の鶴の湯がその歴史に幕を下ろしている。
 そしてまたひとつ、消えゆく銭湯がある。

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写真1:「福の湯」

 8条通21丁目にある福の湯である。

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写真2:「閉店を告げる貼り紙」

 令和元年9月いっぱいをもって閉店するとの由。50有余年とは長い歴史だが、現施設はそれほど老朽化していない。廃業の理由はやはり、後継者不在なのだろうか。
 この銭湯、筆者にとってはちょっと思い出深い。前にも書いたが結婚する前、平成3年の春から平成7年の春まで、このすぐ近く(8条通24丁目)に一人暮らししていたのである。
 アパートにはユニットバスがあったがとても小さく、ほぼシャワー専用。浴槽に浸かりたいときは歩いてこの銭湯に良く通っていたのである。
 地元月刊誌で廃業の報を知ると、久しぶりに来たくなった。令和元年9月22日(日)午後3時30分頃に訪れた次第。

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写真3:「浴室内」

 最後に来たのは当ブログ・銭湯紀行のレポートだったので平成25年3月17日。
 浴室に入った瞬間、懐かしい思いにかられる(“宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長調”に言えば「福の湯か、なつかしい。なにもかもが皆なつかしい」)。
 浴槽の構成はサウナと、写真3の手前から“流れ風呂(あつめ)”と“気泡風呂(ややぬるめ)”、そして“寝風呂(ぬるめ)”。
 まずはサウナで15分、ゆっくりと汗をかく。いったん脱衣室で体をさましたあと、流れ風呂へ。
 (あつめ)と言うものの40度くらいか。天井を眺めながらゆっくりとあたたまる。
 流れ風呂のあとは気泡風呂へ。前夜の“中国武術の練習”の筋肉の疲れをやさしくほぐしてくれる。
 気泡風呂のあとは寝風呂でリラックス。体、髪を洗ったあと、もう一度流れ風呂でゆっくり200数えてあたたまり、浴室をあとにする。

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写真4:「待合室」

 北海道弁で言うところの“あずましい”待合室。テレビは千秋楽の大相撲中継。

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写真5:「風呂上りのビール」

 バスの時間までスーパードライを呑みながら大相撲観戦。至福のひとときである。
 やがてバスの時間が来たので、福の湯をあとにする。
 思い出の銭湯に来るのもこれが最後だろう。
 今思えば、この近くで一人暮らしをしていたときが、筆者の人生で一番ゆったりと、気ままにしていたと思う。
 アパートには当ブログ編集長のマッサマン氏など多くの友人たちが遊びに来てくれ、色んな話をしたものだった。
 その友人たちも多くは結婚して家庭を持ち、職場でもそれなりの地位についている。
 こういう原稿を書くと、あの時が懐かしかったと、つくづく思うのである。

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2019.09.23 | コメント(2) | トラックバック(0) | 銭湯紀行

サフラン関西放浪記~ターメリックマンの大阪旅~「ゲイジュツはバクハツだっ!!!」

前々回では「マッサマン編集長上方旅(京都編)」で、マッサマン氏の卓越した視点と文章力による、京都のグルメや魅力的な銭湯などをお伝えした。
 さて、実は筆者(ターメリックマン)も9月6日(金)~9月8日(日)にかけて、奥さんと二人で大阪に行って来た。
 今回は近日予定されている「マッサマン編集長上方旅(続編)」の露払いとして、そのときの模様の一部をお伝えしたい。

 初日は殆ど移動で、日本橋(にっぽんばし)のホテルにチェックインしたあと二人、近くで夕食を食べて終わり。
 二日目は、奥さんはドリカムのライブ。筆者は新世界で(お約束の)通天閣に登り“ビリケンさん”の足をなでたり、ジャンジャン横丁の串カツ屋さんでドテ焼きと串カツを肴にビールと酎ハイ。
 一回、日本橋へ戻ったあと、道頓堀まで歩き、辺りを散策しながら老舗の名店で“たこ焼き&ビール”と、定番の大阪観光(ひとり呑みIN大阪)をしてみた。

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写真1:「通天閣」

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写真2:「夜の道頓堀」

 そうして迎えた三日目。チェックアウトのあと、電車とモノレールを乗り継いで辿り着いたのがこちら。

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写真3:「万博記念公園」

 大阪万博と言えば1970年、筆者の生まれた年と同じであり親しみが増してくる。
 入園料250円を支払い園内へ。ひときわ目を引くのが、有名なこのパビリオン。

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写真4:「太陽の塔・前から」

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写真5:「太陽の塔・横から」

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写真6:「太陽の塔・後ろから」

 前衛芸術家である故・岡本太郎氏がプロデュースして生み出された「太陽の塔」。
 万博閉幕後、すべてのパビリオンが撤去されるなか、「太陽の塔」の永久保存が決まったのが1975年のことだった。
 その後、内部は半世紀にわたって扉を閉ざしていたのだが2018年に再生を果たし、常設の展示施設に生まれ変わった。
 筆者たちは5月頃にネットで観覧を予約していた。観覧料は700円で午前10時に受付開始。
 16人ずつのグループに分けられ、館内を案内される。

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写真7:「地底の太陽ゾーン」

 まずは“地底の太陽ゾーン”が迎えてくれる。仮面や神像、映像や照明などを組み合わせて、テーマ館の世界観(過去:根源の世界)を伝えてくれる。
 中心にある“地底の太陽”は岡本太郎氏が製作した巨大な仮面で、万博閉幕後に行方不明となったため、この展示のために復元された(こんなに大きい物がどうやって行方不明になるのだろう?)。

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写真8:「生命の樹ゾーン」

 さらに進むと“生命の樹ゾーン”が迎えてくれる。
 岡本太郎氏が構想した高さ41メートルの巨大造形“生命の樹”。
 下から上に向かって、単細胞生物から魚類、爬虫類、恐竜、哺乳類、そしてクロマニヨン人に至るまでの、生物の進化の過程、生命のエネルギーを表現している。
 残念ながら写真撮影が許されるのはここまで。
 このあと観覧者は階段で最上階まで登り、そして順路にしたがって塔の胎内から退出する。
 プロデュースした岡本氏も凄いが、それを形にした当時の技術者たちも素晴らしいと痛感した。
 読者の皆さんの中で大阪に行かれる方がいらっしゃったら、ぜひ一度観覧される事をお薦めしたい。

2019.09.12 | コメント(0) | トラックバック(0) | まち歩き

サフラン激辛グルメ~自宅近くに、スープカレーの名店が進出

 前回は“北門中野郎さん”に続き、当ブログ編集長“マッサマン”氏の特別寄稿だった。読者の皆さん、大いに喜ばれたのではないだろうか。
 “マッサマン”氏によると「マッサマン編集長上方旅」は続編があり、近日公開予定との事なので、ぜひ楽しみにお待ちいただきたいと思う。
さて話は変わって、札幌の「アジアンバー・ラマイ」と言えば、かつては市内の豊岡に支店があり繁盛していたが、人手不足を理由に多くの人に惜しまれつつも旭川から撤退したのが3年前だったろうか。
 そのラマイが再び旭川東光店として復活を果たしたのが昨年12月。
 多くの市民が喜び、拍手喝采をもって歓迎したものだった。(もちろん筆者もその一人)
 そしてそのラマイが旭川第2店として、春光のメガ・ドンキホーテ内に出店したのが今年の7月。
 自宅から近く安いため、筆者はドンキホーテに行かない日は無い。
 開店から一月半ほど経った8月27日、その日たまたま奥さんが居ないため、満を持して訪れてみた。

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写真1:「ラマイ旭川春光店」

 2階の奥、ゲームコーナーの隣にある。商業施設の中にあるのはこの“旭川春光店”が初めて。営業時間は午前11時半から午後10時までで、ラストオーダーは午後9時。中休みは無し。

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写真2:「ポークカレー&サッポロ黒ラベル」

 筆者の注文はポークカレー(1200円)とサッポロ黒ラベル中瓶(400円)。
 歩いて行けるためビールが飲めるのが嬉しい。
 カレーの味はまさにラマイそのもののスパイシーなスープカレー。辛さは10番まで選べて、筆者は5番にしたのだが、もう少し辛くてもイケると思った。
 メイン具材のポークはトロトロに柔らかく、ゴロッと大きいのがいくつも入っている。
 茄子、アスパラ、人参、カボチャ、レンコンなど野菜も豊富で栄養のバランスが良い。
 うずらが2ケ入っているのも“うずら好き”の筆者にとって嬉しい。
 また、ビールのグラスが“キンキン”に冷やされていたのも細やかな心遣い。
 とても美味しくいただいたことをご報告する次第である。

 また、話は変わって。当ブログでは「ホテイの焼き鳥缶シリーズ」や「イナバの缶カレー」シリーズなど魅力的な缶詰をご紹介してきた。今回レポートするのはこの“ひと缶”。

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写真3:「吉野家・缶飯牛丼」

 吉野家の牛丼が缶詰になったもので、奥さんがヨーカドーで入手。土曜日の夜食にいただいてみた。(吉野家と言えば環状線に面した永山店がいつの間にか閉店していて、旭川は4条通2丁目にある「旭川4条通店」だけになってしまったのは寂しい限りである)

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写真4:「お約束。湯煎した之図」

 約10分湯煎していただく。牛肉やタレの味はまさに店舗の“よしぎゅう”そのもの。
 店舗の牛丼と一番違うのは(恐らく保存上の理由と思うが)ご飯が玄米ということ。
 「金のいぶき」(高機能玄米協会認定)という品種を使用している。
 もちろん普通の白米の方が美味しいと思うが、健康食と思えば気にならないお味である。
 お値段は約500円と、店舗で食べる牛丼よりも高いが、旭川でもいつ大地震などの災害が起こるか分からないので、非常時の保存食としてストックしておくのも良いのではないだろうか。

2019.09.05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 思い出のグルメ

サフラン特別寄稿~マッサマン編集長上方旅(京都編)

サフランブログ読者の皆様、お久しぶりです。今回は、昨年5月以来、約1年半ぶりに当ブログの編集長・マッサマンが特別編をお送りすることにしよう。
 前回は、主宰のターメリックマン氏が一時休載していた際の臨時穴埋めだったが、彼が完全復活した今、彼の名文の合間に自分の拙文を連ねるの少々気が引ける。
 とはいえ、先日、当ブログの愛読者である北門中野郎氏が寄稿されたことに触発され、不遜にも寄稿させていただくことにした次第なので、読者諸兄にはお許しを賜りたい。
 
さて、前回このブログに寄稿した題材は、息子の大学受験に同行した際に訪れた、東京・足立区の金八先生ロケ地巡礼だったが、その息子は東京への進学は果たせず、最終的に今春京都の大学に進学した。
 旭川から関西方面へは、直行の定期便は就航していないが、8月の1ヶ月間だけ、旭川~大阪(伊丹)への臨時便が運行されるので、これを利用して息子の元を訪ねてきた。

 まずは大阪空港から直行バスで京都駅前まで移動すると、ちょうど昼過ぎ。
 京都駅にほど近い街角に、歩道上に人だかりができている場所が目印になる有名店「新福菜館本店」がある。
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(看板)

 京都ラーメンと言えばここというほどの「原点」的な店だが、隣にも大人気の競合店があり、両方の店の前に長蛇の列ができていた。
 京都のグルメと言えば、格式高い和食や芸術のような和菓子が想起されるが、ここの看板メニューである「中華そば」は、「京都ブラック」と呼ばれる黒色のスープ。
 富山の「富山ブラック」と並ぶ有名な「庶民の味」の両雄だ。
 元々、薄味が基調となる京都で支持されるだけあって、特徴あるブラックスープは複数のダシが複雑に混在し、一口でもすすると止まらなくなってしまう。
 今度行く時には、この店のもうひとつの人気メニューである「焼きめし」(ブラックなタレで絡めたような個性的な炒飯)をぜひ食したい。

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(中華そば)

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(店内風景)

 京都2日目の昼は、「地元で愛されるメニュー」を目指して、中心部とはやや離れた地区にある洋食店「キッチンゴン」へ。一見すると喫茶店風だが、落ち着いた雰囲気のこ洒落た街の洋食屋さんだ。
 この店の名物料理「ピネライス」は、地元で人気の「ご当地メニュー」とのこと。
 バターライスにカツレツが載せられ、その上にデミグラスソースがかけられている。
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(ピネライス)
 北海道根室市のご当地メニュー「エスカロップ」とよく似た料理だ。この店は、ピネライス以外にも、肉料理やオムライスなど他のメニューも豊富で評判とのこと。
 この味と雰囲気なら、地元にあったら間違いなく通ってしまうだろう。

 同じ日の夜は、大衆中華の店「大鵬」へ。
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/lc/1604017
 
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(闇に浮かぶ店の明かり)

 この店の名物は「てりどんきんし」という丼物だ。
 豚バラ肉を独自の甘辛いタレで味付けし、錦糸玉子を絡めたオリジナル料理。
 この人気メニューも京都の隠れたご当地メニュー。ランチ時には行列ができるのも納得の「癖になる味」である。
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(てりどんきんし)

 日中、猛暑の中を歩き回り、息子のマンションへ戻る頃にはすっかりヨレヨレになってしまった。単身者向けの部屋なので狭いユニットバスしかないが、どうしても「足を伸ばしてゆっくり入浴したい」という欲求を抑え難くなった。
 そこで、息子の部屋から徒歩10分ほどの場所にある公衆浴場「山城温泉」へ向かった。

  https://kyotopi.jp/articles/vDbxc

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(銭湯「山城温泉」外観)

 天然温泉ではなく、普通の銭湯だが、泡風呂、サウナ、電気風呂などもあり、料金は旭川より10円安い430円だ。
 この銭湯は、旭川では考えられないような光景が見られる。
 なんと、男女とも客の相当な割合(半分以上?)が20代の若者なのだ。
 しかも、銭湯そのものが結構繁盛しており、次から次へと若い入浴客が入ってくる。
 銭湯が次々と廃業し、客のほぼ全てが高齢者という「常識」がここには存在しないようだ。
だが、銭湯を取り巻く環境が厳しかったり、利用者が高齢化している事情は、基本的に京都も同じ。
 この銭湯で若い客が多いにはちょっとした理由があった。
 周囲に複数の大学や高校があり、学生人口が多い地域であるという事情もさることながら、この銭湯の非常に特徴的な運営システムがミソと言えよう。
 山城温泉は、番台(カウンター)、温度管理、浴室や脱衣所等の清掃などの業務を、銭湯の裏にある学生寮の学生達が交代で担当している。
 この学生寮は山城温泉のオーナーが設置したもので、銭湯の管理作業を担うことが入寮の条件となっており、寮生は銭湯を手伝う代わりに、寮費と光熱水費が免除され、銭湯にも入り放題という特典が与えられるという。
 オーナー側は施設管理で最もコストがかかる「人件費」の部分を節減でき、浴室清掃などの体力的にハードな作業も任せておけば良いわけで、寮生達も家賃や光熱水費がかからないというWin-Winの関係だそうだ。
 毎日屈強な学生達が磨きをかけた浴室はピカピカで実に清潔だった。次回の「上洛」時にも必ずまた行こうと思う。

広い湯船で疲れを癒やした後は、旭川では見たことがない不思議な清涼飲料「チェリオ」で一杯。

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毒々しいほどの不自然な緑色をした炭酸飲料は、子供の頃は大好きだったが、今は甘味料等が気になるので、あまり飲まないようにしているのだが、「旅先の飲食は別腹」という自分自身のオリジナル格言に従って飲み干しながら、翌日の探索プランに思いを巡らせたのであった。

2019.09.01 | コメント(3) | トラックバック(0) | 思い出のグルメ

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プロフィール

ターメリックマン

Author:ターメリックマン
 旭川市の中心部にほど近い、常磐公園界隈で育った快男児。
 知新小、常盤中と進んだ「地元」への思いはそれなりに持っている。
「知っている人にしか共感を得られない」微妙な感覚と、スパイスの効いた「毒」をお届けしよう。
<守備範囲>
80年代B級アイドル、80年代洋画、昭和のテレビ時代劇、昭和プロレス、80年代洋楽
<好きなもの>酒 
<嫌いなもの>老いぼれ、ガキ、ペット

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