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サフランまちあるき~西武・旭川店の思い出

少し前の話だが、2016年3月8日、セブン&アイ・ホールディングスは西武・旭川店の、9月一杯での閉店を発表した。

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写真1:「西武旭川店・B館」

同店の撤退話は何年も前から浮かんでいただけに「遅かれ早かれ」という感もあるが、唐突な発表には、やはり市内に衝撃が走った。
宮下通りのB館は筆者が物心ついたとき、既にあったと思う。良く覚えているのは1条通りのA館の建設の様子。天高く組まれた鉄骨を見て子供心に「すごいもの作ってるな」と思ったものだ。
祖父が「再来年に出来る」と教えてくれたことを憶えているので、筆者が7才くらいのときだろう。当時の筆者には2年がとてつもなく先のことの様に思えたものだ。やがて完成した建物は、当初、同じ西武系列の「アムス」という名称でオープン。数年ののちアムスが“西武A館”、宮下通りの西武が“西武B館”と名を変え、5階と9階が連絡通路で繋がったと記憶している。
西武の出現は筆者宅の食生活に僅かな変化を与えることとなった。“ごくたまぁ~に”だが、西武で買ってきた(今で言うデパ地下)メンチカツが食卓に乗る様になったのである。初めてそれを食べた筆者は「世の中にこんなにウマいものがあるのか!」と驚愕したのだが、以来、今に至るまでメンチカツは大好物である。
また、80~90年代初め、西武ライオンズが球界の盟主だった頃、ペナントレース終了後は毎年の様に、松崎しげる氏の歌う「地平を駆ける獅子を見た」の♪ラ~イオン♪ラ~イオン♪が一日中、店内で流れていたのを憶えている方も多いのでは。(実は百貨店のグループと球団の“コクドグループ”は、直接関係は無いのだが)
市は3月28日、西川市長や商工会議所会頭など行政、経済界のトップがそごう西武の本社を訪れ、存続を訴えるとのことだが、取締役会での決定を覆すのは難しいだろう。(良くて貸し館、テナントビルとしての可能性はあると思うが、それとても西武が建物の所有権の一部を持つA館のみだろう)

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写真2:「キャノピー」

市は駅前イオン出店に伴い、西武に配慮する形で、億単位の巨費を投じてキャノピーを設置したばかり。西武が売り上げ減少の理由の一つに、キャノピー設置工事による客足の減を挙げたのは笑えないジョークだ。
2016年度も、駅前広場から宮下通りへのキャノピー設置を予算案に盛り込んだが、市議会で異論が噴出。結局予算案は可決されたものの、計画の凍結は間違いないだろう。

さて、筆者の今の西武イチ押しグルメはこちらである。

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写真3:「なの花」

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写真4:「学生焼きそば・ビッグ~470円

A館地下にある須藤製麺直営の「なの花」。筆者はここに来ると必ず麺2玉の「学生焼きそば・ビッグ」を食べてしまう。写真4のとおり、トッピングの海苔の千切りが独特のアクセントになっていて、“筆者的・旭川の焼きそばナンバー1”である。西武閉店後も、どこかで営業を続けて欲しいと思う。

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写真5:「旭川バブルの象徴」

今回のテーマとは関係ないが、西武からほど近い宮下通9丁目には旭川におけるバブルを象徴する建物が2棟、仲よく並んで建っている。
ともにバブル真っ盛りの平成2年ごろの建築と記憶している。左の建物(メゾン・ド・ノール)は、今では考えられない、ワンルームの分譲マンション。当時、不動産は持っているだけで値上がりするとされ、日本全国の投資家向けに、この様なマンションが建てられたのである。ちなみに筆者が現地を訪れてみると、好立地ゆえか、稼働率はほぼ100%のようだ。当時この物件を買い求めたオーナーも今はリタイア世代。老後のささやかな支えとなっているのだろうか。
右の青い方はKITANO(キタノビル)。旧・カブト・デコムビルと言っても、分からない読者の方が多いかもしれない。大胆な曲面のデザインに、高価な熱線反射ガラスを惜しげもなく使った、まさにバブルの象徴と言えよう。このビルを建てた“ゼネコンの風雲児”・“立志伝中の人物”と持て囃されたS氏は今、どこで何をしているのだろうか。ちなみに現ビル名の北野組も、経営破たんしてからはや数年が経つ。

「バブルは遠くなりにけり」

時のうつろいをしみじみと感じてしまうのは筆者だけだろうか。

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2016.03.26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 思い出のグルメ

サフラン激辛グルメ~みよしのレトルトカレーは激ウマだった!


 筆者は週のうち1~2回は昼食に“みよしの”を利用している。

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写真1:「みよしの旭川4・6店」

餃子が美味しいのももちろんだが、お手頃な価格設定が“お小遣い制・ビンボーサラリーマン”には助かるからである。なにしろ一番安いカレーライスが300円!(しかも具材にちゃんと挽肉が入っているのが嬉しい気遣い)今日び300円で食べられる外食などあるだろうか、いやない(反語)。
 良く食べるのは“ぎょうざカレー(390円)”か“ぎょうざ定食(430円)”だが、懐具合が温かいときはこちら。

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写真2:「みよしのセット(470円)」

 餃子6ケとカレーライスの“みよしのセット”。筆者は6ケのうち3ケを餃子カレーの様にカレーにからめて、残り3ケはタレにつけて、カレーのかかっていないご飯と一緒に食べるのが好きである。
 いつものように美味しくいただいた筆者が会計を済ませる時、店内の表示で、あることに気が付いた。
 店舗限定でみよしのカレーのレトルトが売っているのである。面白そうなので奥さんの分と2つ買った次第。

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写真3:「みよしのレトルトカレー・250円(税込)也」

 筆者宅では土曜日、奥さんが仕事のときは筆者が夕食当番である。早速、次の土曜日に食してみることとする。ほかに用意したのはこちら。

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写真4:「みよしのぎょうざ・チルド」

 北海道民のソウルフード。食べたことの無い人など居ないだろう。

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写真5:「完成!サフラン流“みよしのセット”」

肝心のカレーの味は、(当たり前と言えば当たり前なのだが)店で食べるカレーそのままなのに驚く。マイルドな味のルーはお店の甘口だろう。(お店でカレーを頼むと甘口か辛口かを選べる)ぎょうざの方は、焦げ目をつける事は成功するも、お店の様な“皮のパリッと感”は出せなかった。やはり火力の違いなのだろうか。上手に作れるコツがあればコメント等いただけると幸いである。辛さが少し物足りないので、前回の激辛グルメでご紹介したS&Bの辛みパウダーで辛みを増強して、美味しくいただいたことをご報告する。興味のある方は一度ご購入されてはいかがだろうか。
 さて、“みよしの”から職場に帰る道すがらの光景を二つほど。

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写真6:「758(パチンコナゴヤ)・あと」

 4条通7丁目、4・7パーキングの場所にはかつて“ナゴヤ”という大きなパチンコ店(今風に言えばホール)があった。“さんろく帰り”の酔客などで結構、繁盛していた。筆者はパチンコをしないので詳しくはないが、店側が不正に出玉調整をしていたことが公になり、客足が遠のき潰れてしまったと記憶している。不動産の権利関係が複雑なため長く空き家状態だったが、やがて駐車場となり現在に至っている。今、思えば“さんろく~買物公園の駐車場化”の始まりがここだったのではないか。

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写真7:「つつじビル」

 こちらは少し明るい話題だろうか。70~90年代初頭までは、クラブやキャバレーが入居し、旭川の政財界人の社交場として栄華を誇っていたものの、近年は“さんろくの衰退”を象徴するように空きテナントが目立っていた(1階にスナックが2軒ほどあるだけ)つつじビルを、市内に事業所を構える人材派遣会社が買い取り、改装・オープンすることとなった。
 メディア旭川誌によると、3~4階は人材派遣会社が移転し、1~2階はテナントとして貸出すとの由。5階以上の活用は未定とのことだが、花火大会など大きなイベントを成功させている同社だけに、斬新なアイデアでビルを蘇えらせてくれる事を期待したい。
 社会人1年生だった27年前、当時配属された係の、呑み会の二次会の定番が、当時このビルに1階にあった「キララ」というスナックだった。同僚とともに水割りを呑み、下手なカラオケで盛り上がったことを、昨日のことの様に思い出してしまった。

2016.03.20 | コメント(2) | トラックバック(0) | 思い出のグルメ

今は無き懐かしの飲食店コーナー~5条通りにあった名店たち

 前回では5条買物公園で変わらず繁盛を続ける自由軒をレポートしたが、5条通りには、今はもう閉店してしまったが、魅力的な飲食店がいくつかあった。当ブログのルーツであるこのコーナー。そんな、かつて5条通りにあった名店の思い出を綴って行きたい。195-1_convert.jpg 
写真1:「ベルタン・あと」

 5条通11丁目、マンションの1階にあったレストラン。上品なマダムが切り盛りされていたことを思い出す。ここには家族で何度か訪れた。子どもはフレンチトーストを好んでいたが、筆者と奥さんは必ずハンバーグ。俵型のハンバーグは少しナイフを入れただけで肉汁が“ジュワッ”とあふれ出たものだ。筆者は今に至るまで、ここのより美味しいハンバーグを知らない。閉店はたしか6~7年くらい前だったと記憶している。写真1のとおり、かつてベルタンのあった場所には今、ネイルサロンがある。

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写真2:「六条軒・あと」

 5条通12丁目にあった、旭川のラーメンファンには「5条にあるのに六条軒」として親しまれたお店。その昔、名前どおり6条にあったが諸般の事情で5条に移転。だが5条にはすでに「五条軒」(蘇州ラーメンとデカもり冷やし中華が有名なあのお店)があったため、引き続き六条軒を名乗っていたのだとか。家族経営のアットホームな店内は、お昼時ともなれば満員。肝心のラーメンはすっきりとしていながらも、ちゃんとダシの効いた醤油ラーメンが美味しかった。丼ものやカレーなどご飯モノの充実も嬉しく職場の出前でも利用したものである。お店で食べると帰りにガム(グリーンガムだったか・・・)をくれるサービスも嬉しかった。写真2のとおり、旭川キーセンターの右隣にあった店舗は既に解体され、月極め駐車場募集の黄色い看板が、なぜかとても物悲しく見える。

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写真3:「食堂ふじ・あと」

 ここは“知る人ぞ知る”お店で、ご存じない方も多いと思うが、筆者は好きでたまに通っていた。5条通13丁目にあった「ザ・食堂」といった感じの名店。60代とお見受けするご主人が一人で切り盛りされていた。新聞のほかにビッグコミックとフライデーが完備。ラーメンやカツ丼が人気だったようだが、筆者が好んだのはチャーハン。今主流のパラパラチャーハンとは一線を画す“食堂系・ややしっとりチャーハン”を食べながらゴルゴ13などを読むのは至福のひとときだった。夕方に訪れたときは一緒に瓶ビールを頼むのだが、お通しにラーメンのチャーシューを数枚つけてくれる心遣いが嬉しかった。こちらも店舗あとは空地である。

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写真4:「ロロ・あと」

 5条通9丁目、ホットドックの店ロロには、行かれた方も多いのでは。筆者も昼食に何度か利用したものである。ほかの人のブログにもあるように特製マヨネーズの味が絶品だった。女性店主の“塩接客”もまた、パンチの効いたスパイスといえ、サ○ウェイなどでは味わえない“まちの絶品グルメ”であった。ロロのあった建物はいつの間にか取り壊され、今は駐車場となっている。

 以上、かつて5条通にあった懐かしの飲食店をご紹介した次第。それぞれが特色あるお店で、閉店がとても残念である。ちなみにロロについては豊岡店が現存するようなので、機会があればレポートしたい。

2016.03.13 | コメント(6) | トラックバック(0) | まち歩き

孤独のグルメ聖地巡礼・その3~自由軒で“五郎セット”を食す!

孤独のグルメ・旭川出張編の舞台の一つとなった自由軒については前に“聖地巡礼レポート”をしたところだが、今回はその第2弾。ご紹介するのはこちら。

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 写真:「五郎セット:みそ汁お椀バージョン・1080円也」

 “五郎セット”とは、ドラマで五郎さんが食べたものと同じ“みそ汁ライス付き”とホッケフライ、クリームコロッケが2個ずつついたセット。「それぞれを単品で頼んだ五郎さんに、それでは量がハンパないものになってしまうので、本田“ドンガメ”博太郎氏演じる店主が工夫して、セット風にしてあげた」という番組のエピソードから生まれた一品。ちなみに写真の筆者がいただいたものは、“みそ汁小さいバージョン”で、ドラマで五郎さんが食べたものと全く同じではない。五郎セットを注文すると、お店の人に「みそ汁は大か小か?」聞かれるので、五郎さんが食べた“丼に入った豚汁のバージョン”が欲しい人は「大きい方」と注文されることをおススメする。大バージョンの豚汁がどんなものかは、当ブログ1月25日をご覧いただければ幸い。ちなみにそのお値段は1580円と、ちょっとお高めか。
 さて、初めていただく五郎セット。若き四代目によって丁寧に揚げられたホッケフライは、衣サックリ中身はフカフカ、1個はウスターソース、そしてもう1個はたっぷりのタルタルでいただく。クリームコロッケは、番組中で五郎さんが思わず「熱ッ!」と叫んだとおりアツアツで、こちらは中濃ソースで“ハフハフと”美味しくいただいた事をご報告する。
 三代目マスターが目の前に居たので「松重さん、どんな人でした?」と尋ねたところ、マスターを演じた本田博太郎氏ともども、「うん、良いヤツだったよ!」とやけにアッサリ。それよりも、(聞いてもいないのに)ホール係を演じた女優さん(西原亜希さん)がとてもキレイだったと、こちらは“しみじみと”語るのがまたマスターらしい。ドラマ後の反響を尋ねたところ、時を近くしてJRの車内誌に4か国語で紹介されたこともあり、年明けから(中国人観光客も含めて)大勢のお客さんが押し寄せ「殺されるかと思った!」との由。
 五郎さんのチョイスの中にホッケフライがあるのは撮影側の強い希望なのだそう。北海道民にとってホッケフライは当たり前だが、本州の人には珍しく、北海道らしいのだそうだ。(そういえば何年か前、ケンミンSHOWで「北海道民はホッケのフライを食べる」というネタがあったことを思い出す。)
 そのため、五郎セットにもホッケフライは欠かせないワケだが、今は高値であるらしく、マスター曰く「こんなちっちゃいのが(と言って両手の人差し指で10センチ位を示して)800円だよ!」と言うその顔は、言葉と裏腹に実に嬉しそうだった。
 筆者の後に入ってきた番組のファンと思しき若いカップルも注文は五郎セット。また、店を出る筆者と入れ違いの若い女性客お二人に、思い切って「もしかしてドラマを見て?」と尋ねたところ「そうです」とのことで、お一人は江別市、お一人は東京からやってきたとのこと。フィーバーはしばらく続きそうである。
 ところで、ドラマと関係あるかは分からないが、最近、自由軒に嬉しい変化が。店内から灰皿がなくなったのである。「禁煙」などの表示はないが、察しの良い喫煙者ならお店側の意図を分かってくれるだろう。蜂屋5条店でも最近、灰皿がなくなった。愛煙家の読者の方でご気分を害された方がいらっしゃれば申し訳ないと思うが、ぜひ他の多くのお店にも広がって欲しいと思うのである。

2016.03.06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 思い出のグルメ

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プロフィール

ターメリックマン

Author:ターメリックマン
 旭川市の中心部にほど近い、常磐公園界隈で育った快男児。
 知新小、常盤中と進んだ「地元」への思いはそれなりに持っている。
「知っている人にしか共感を得られない」微妙な感覚と、スパイスの効いた「毒」をお届けしよう。
<守備範囲>
80年代B級アイドル、80年代洋画、昭和のテレビ時代劇、昭和プロレス、80年代洋楽
<好きなもの>酒 
<嫌いなもの>老いぼれ、ガキ、ペット

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